タイトルが思い浮かばなくなってきました。すごいぞやまだくん鴨川旅館編Vol.15

 

つづき

 

鴨川市の小湊にある鯛の裏遊覧船つーものに乗った。この小湊という地域は日蓮宗を開いた日蓮聖人の生誕地でありこの遊覧船発着所の近くにはそれにちなんで建てられた?誕生寺てのがある。


f:id:d_yamada13:20210623221153j:image
f:id:d_yamada13:20210623221146j:image

 


伝説によると日蓮さんが生まれた時には鯛が海上で踊ってその誕生を祝ったらしい。どこまで本当なんだか。

まあでもここの鯛は他と比べて浅い海域に生息していて、なおかつ人間の与える餌を食うってのは珍しいことらしい。てな感じでここの地域の人にとって鯛は神聖な生き物。だからこの海域では例え鯛が釣れてもそのまま食っちゃうと祟られる、みたいな言い伝えがあるのでみんなリリースするとのこと。こういう祟りとか、昔あそこで人が死んだから近づかない方がいい、みたいなの田舎にくれば来るほど多い気がするな。

 


f:id:d_yamada13:20210623221412j:image

 

まあそんな伝承なんかは置いといて、こうして海に出るのは気持ちが良いな。普段住む地上から離れ大海に乗り出すこの感じ。なんとも言えない。うん。最高。酔った。楽しいことは楽しかったが当分船には乗りたくない。そういや昔から乗り物に弱かったな。小学生時代野球部の練習試合で相手校のグラウンドまで移動する道中、松岡のおばさんの車の中で吐いたことを思い出した。

 


仕事では僕がやりたいと言ったのもあり、色々と物を切らせてもらえるようになった。今回はエリンギ。包丁握って物を切るというただ自分が好きなだけのことなのに、それでお金がもらえるのはありがたいことだ。

 


退勤後よしこを回収すると彼女は僕の部屋に来るなりすぐさまうんこを始めた。こいつもうここが自分の家だと思ってんのか?それは嬉しいがいきなりぷりぷりとクソされんのはやっぱちょっとだけムカつく。それはさておき土汚れが目立ったのでよしこを風呂に入れることにした。想定はしていたがまあまあ暴れるよしこ。まだ子猫で良かった。これが成猫だと爪で引っ掻かれた僕の腕が血まみれになりとてもよしこを洗うどころでは済まなそうだ。終わった後はドライヤーで乾かすんだがそこは全身毛の生物、想像以上に時間がかかる。30分近くやっただろうか。乾いた後は執拗なグルーミングを施し僕によってくる。抱き抱えて分かるがよしこはブルブルと小刻みに震えていた。よっぽどこわかったんだろうな。よしよし。綺麗になったから当分はあんなこわい思いしなくて大丈夫だぞ。

 

f:id:d_yamada13:20210623222912p:image

風呂入れた直後。フワフワの毛で覆われていない猫、ガリガリでウケてしまった。かわいい。

 

 

つづく

ここだけの話中2までおねしょ癖がなおりませんでした。すごいぞやまだくん鴨川旅館編Vol.14

 

つづき

 

勤めはじめて三週間。大分職場にも馴染んできた。周りからアニメの悪役みたいだな、と言われる僕の変な笑い方「クックックックックッ」ってのや、元気な返事と受け答えの影響かかなり賑やかな職場になってきた。勉強(高2〜高3の間ずっとビリ)も運動(部活で小中高9年間補欠)も仕事(ミスしすぎて毎日怒られ泣きながら出勤)も本当に、本当に何から何まで何一つ出来ない僕だが人に好かれて場を明るくすることだけら得意だ。僕一人いるだけで結構ハッピーな職場になると思う。仕事出来なくてもいいからそういうポジションに就ける人材欲しいとかいう会社ねえかな。ねえか。ねえよな。

 

時刻は午後10時。近くの自販機に飲み物を買いに行くと高木が女性社員のお宅をノックしている音が聞こえた。様子を伺うと飛び込みの営業マンのように水彩色鉛筆を広げ良さを語っている。ドイツのメーカーののすごい良いやつで〜とか。何で会社はこいつをクビにしないんだ?結局女性の方は渋々好き受け取ってたけど、その色鉛筆はドイツどころか普通にトンボのやつだった。


ちょこちょこと部屋に入れて遊んでいるのだが遂によしこが身体の上で寝るようになった。

f:id:d_yamada13:20210412205712j:image

ある日のよしこ、カーペットを砂だと認識しそこをガシガシ掘って排泄を始めてしまった。よしこ用のトイレも用意はしていたのだが、後々調べたところ僕の準備した物では大きさが足りなかったらしい。初めはさすがにやられちまったぜ…て感じだったが見てると人間と同じような音立てるし匂いも同じだし、そんならまだいいかな。人間でも漏らす時あるしな。その処理すると思えば大したことでもないか。僕も泥酔して人の家のソファーで寝小便したことがあるしよしこにとやかく言える立場ではない。

 

 

つづく

お前の休み。すごいぞやまだくん鴨川旅館編Vol.13

つづき

 


ある仕事の日、お昼休憩4時間のうちの2時間を猫に使ってしまった。よしこにまばたきをしてみるとよしこもまばたきを返してくれた。猫の瞬きには挨拶や返事などいくつか意味があるらしいが、信頼してる、好きだよ、的な愛情表現の意味もあるらしい。そうであってほしい。

 

f:id:d_yamada13:20210330220307j:image

 

可愛すぎ。無理。

 

その日は退勤後もせっせとよしこを探しに行ったのだが、いつもいる場所やその近辺を探しても見当たらない。よく寝ることから猫、とは寝子、から来た説もあるらしいし、物陰や狭いところで寝ているのだろうか。それならいいんだけど、変なやつに持っていかれたり死んじゃったりしてないだろうか。よしこと遊ばないと、本が読めたりアニメが見れたりブログが書けたり顔がかゆくならなかったり(僕は猫アレルギー)頻繁に掃除機をかけなくても良くなるのだが、どうもよしこに会えないと寂しい。


どこか人に見つかりにくい安全なところで寝ていたのであろう、次の日にはよしこは普通に見つかった。安心。ラブ。

 

さてさて明日は休みなので時間を気にせずよしこと遊べる。本当は規則的にいけないんだがもう気持ちが抑えきれなくなくなってしまった。今日はこのまま家に泊めよう。カラーボックスの下にタオルを引いたらそこで良い感じにステイしたので寝床はこれで満足してくれたのだろう。おやすみよしこ。

 

f:id:d_yamada13:20210330220345j:image

 

翌日朝5時。物音で起きるとよしこがベッドの端のシーツをガリガリやっている。腹が減ったのか遊んで欲しいのか目的は分からんが気にせず寝る。いくらよしこだろうと僕の眠りは妨げるものは許せない。(流川?)

 

最近の高木は近くの女性社員のお宅に毎晩遅い時間押しかけているらしい。他人事だとマジおもろい。やはり狂ってるやつは最高だ。一つ屋根の下では暮らしたかないが。


にしても昔の職場の人もそうだったが、シフト制休みの人たちの「うわお前明日休みなんかよ〜嘘だろ?ずりいな〜」みたいなくだり本当なんなんだろうな。心底イラつく。まだしも、有給休暇ならまだしも通常休日の日数は皆均一なんだからずるいもクソもねえだろ。お前にはお前の休みがあるんだから別の人の順番が来たぐらいでガタガタ抜かすなタコ。

 

 

つづく

馬並みなんてもんじゃない。すごいぞやまだくん鴨川旅館編Vol.12

 

 

つづき

 

 

一旦はよしこを家に入れたもののさすがに泊めるのは難しい。トイレも用意していないし寝てる間に何か問題が起きても困る。外に離したがよしこは大丈夫だろうかと考えてしまう。一旦布団に入った後出てまで探しに行ったが見当たらない。隣のお宅はその辺の猫に餌をやったりもしくはたまに家にも入れたりしているのでそちらに保護してもらっているかもしれない。よしこ大丈夫かな。胸が苦しい(恋か)。とりあえず今日はさっさと寝よう。

 

翌日。起き抜け外に出てよしこを探すがいない。うーん、多分横の家に入れてもらったってことだろうが一度顔を見るまでは安心できない。

 

休日。たとえ雨だろうが休みの日は外に出ないと死んでしまうので(病気)今日も電車に乗る。寮が完璧な自分の家、って感じじゃないから外に出たくなるのかもな。1人になりたいんだと思う。うるせえ高木もいるし。


f:id:d_yamada13:20210304213959j:image


捕鯨の街、和田浦へ。400年前から捕鯨の歴史がある街。ここと石巻、函館、網走の4ヶ所で年66頭しか漁は行わないらしい。そんな捕獲数少ないんか。それもそのはず道の駅に隣接されている鯨資料館を眺めていると鯨は当時の貴重なタンパク源として食べるだけだったわけではない。骨や皮は石鹸、ひげは釣り竿や靴べら、脳の油は機械油などに加工されていたらしい。今ほど資源を潤沢に使える時代ではなかったからというのもあるだろうが1体の生き物からこんなにたくさんのもの作れんのすげ〜〜〜。きっと1頭の鯨を持ち帰っただけで街は賑わいたくさんの人の生活が潤ったんだろうな。当時を見てみたい。


f:id:d_yamada13:20210304214105j:image

くじらのちんこ。でか。


f:id:d_yamada13:20210304214110j:image

鯨の歴史を学んだ後は蕎麦屋で昼飯。どう考えても流れ的に鯨の何かしらを食べるのがセオリーだろうがここではざるそば大盛りを注文。色々鯨について知って、「やっぱり同じ哺乳類食べるのかわいそう…」とか思ったわけではない。捻くれててキモいんだが僕あんまりどの地方に行ってもその土地の名物品とかに拘らないんだよな。香川まで行ってはなまるうどん食ったし。その時に浮かんだ食いたいもんが食いたい。旅行先で食う吉野家とかも結構うまい。にしても田舎の店ってやってんのかやってないのかぱっと見分かんねえから入りづれえよな。

 


f:id:d_yamada13:20210304214147j:image
f:id:d_yamada13:20210304214139j:image

変なところにあった神社

 

f:id:d_yamada13:20210304214224j:image
ここの海はゴツゴツした岩がいっぱいあってかっこよかったです(小学生の感想?)。

 


とまあこうして一日遊んだものの

2:2:6

雨:寒さ:よしこが心配

が懸念材料となりあんまり楽しめなかったな。鯨ごめん。

 

帰宅すると自宅横からよしこの鳴き声がする。風呂行くまでの30分だけ、と決めたものの結局寝るまでまた家に入れてしまった。マジで可愛すぎてよしこを見つめたり遊んだり撫でたりしていると他の事が一切出来ない。

 

f:id:d_yamada13:20210304214307j:image


よしこは持ち上げて遠くに置くと必ず鳴く。少し近くに置くとちょこちょこ歩きながらこちらによってきて僕の足に登りそこで座る。その一連の仕草がはちゃめちゃ可愛いのだが、多分僕のことが好きで好きで仕方ない、というよりは他のものに怯えているから唯一安心そうな僕の近くにいたい、的な感じだ。まあ親に捨てられチビっ子のまま1人で生きてたわけだしな。常に警戒心を保ってないと危ない。お前がどっか遠くにいかないか限りはこうして少しだけだが面倒見るので安心してくれよな、よしこ。

 

 

つづく

野球選手で一番かっこいいのは肩強いやつ。すごいぞやまだくん鴨川旅館編Vol.11

 


つづき

 


一ヶ月以上感覚が空いてしまいましたね。楽しみにしてくださっているみなさん(数人ぐらい?)申し訳ございません。まあしかし鬼飽き性の僕にしてはこれでも長く続けられている方なので(まだ11本目)大目に見てやってください。


さて前回では登場人物一覧を書きましたが早速抜けがありました。死ぬほど適当な僕の性格が表れていますね。今回はそこの補足から始めましょう。

 


DQN社員

DQN.ネックレスとギザギザしたピアスをつけている。仕事も出来るしめちゃくちゃ優しくて良い人なので、ブログでウケを取るためとはいえ本当はDQNとか呼びたくない。でもちゃんと中卒。DQN.

 

 

仕事の内容は料理の盛り付けがメインだが、少しずつ簡単な野菜などを切らせてもらえるようになった。ここに来てから自分では直接料理をしていなかったがやはり包丁を握るのは楽しい。派遣期間中にもう少し色々な作業をやらしてもらいたいところだ。


生きてるアワビ、高校生の時もまんこみたいだなあと思ったけど、25才になった今見ても、まんこみたいだなあと思った。まるで成長していない………

 

 

f:id:d_yamada13:20210223215922j:image

間違えて厨房の中とか入り込んじゃうとまずいし、とのことである日会社の周りに住み着いていた仔猫を寮付近まで連れ帰る。見てくださいこの丸い瞳。きゃわ。名前はよしこにしよう。こいつはサブローと違い骨張ってゴツゴツしている。親に捨てられたのかな。あまりご飯を食べられてなさそうな感じだ。


このまま飼ってしまいたい気持ちはMaxだが規則で寮には入れられないので寮近くのサブローが住処としている場所に置いてきたがあまりに気になりすぎてその後何度も見に行ってしまう。ずっと車下部の中に入り込んでいるらしい。今はいいけど明日の朝車を出す時に巻き込まれたら大変だ。


f:id:d_yamada13:20210223220235j:image


ということで寮によしこを一時避難させてみた。ルールや掟を破るやつはクズ呼ばわりされるけど、仲間を大切にしないやつはそれ以上のクズだしね(カカシかっけ〜〜〜)(JUMP脳)。昔ペットショップの店員さんが「休みの日家で猫見てると1日終わっちゃいますね〜」なんて言ってたがあれは本当だな。家の中に未知の動きをする生物がいるというのは不思議な感覚だ。

 


よしこと戯れていると高木が近所のカラオケスナックから帰ってきたらしく僕と会うなりご機嫌で宇宙刑事ギャバンというものの主題歌を歌い始めた。隣の部屋の相棒は寝てるしそもそもズボン履かずに共用スペースをうろつかないでほしい。こちらは一切知らないギャバンがどうこういう話を一生される。こういう相手のレスポンスを気にせず話してくるやつ大っ嫌いなんだよな〜〜〜。会話はキャッチボールだろ。1人で遠投すんなクソが。

 

 

つづく

登場人物まとめ。すごいぞやまだくん鴨川旅館編Vol.10

つづき

 

 

 

ここらで一度登場人物を整理しておきたい。そんなに多くはないのだがいかんせん僕の筆が遅いので間隔空いて誰が誰だか分からん人もいるだろうし。まあそもそもそんな見てる人いないか(爆笑)。

 


國村料理長

厨房のボス。イカつい。鴨川に来る前は川崎の方で飲食店とヤクザをやっていた。黒のアルファードに乗っている。ナンバーは5910。

 


ダースレイダー

國村料理長の弟分。旅館の従業員ではないがちょこちょこ遊びに来て武勇伝を話してくれる。いつ街で狙われてもいいようにと常時足元は真っ白な野球のアップシューズ。潰した片目は16の時にヤクザ12,3人に囲まれた時にやったらしい。

 


ゴリラ副長

ゴリラみたいなガタイの副料理長。昔総合格闘技やっててこの前のRIZINにこの人の後輩が出てた。BCAA飲みながら仕事してる。

 


相棒

同い年で同じ寮。たまに僕の部屋で飲みながら話したりする。こいつはいつもノンアル飲んでるけど。

 


高木

部署は違うがこいつも同じ寮。精神病棟2回入棟、ホームレス経験あり。多分ギターで飯食えるぐらいの技術はあると思うんだけど、それに才能を全振りしすぎて社会性が皆無。会社でもしょっちゅう問題を起こしている。毎日うるさい。夜中にギター弾いたり爆音で音楽流したり部屋のドアをわざと開けておき、トイレに行く僕や相棒と絡もうとしてくる。結構キモい。ここに来る前は友人夫婦の家に居候しており、夫公認で妻と付き合っていたらしい(どういうこと)(AV?)。

 


サブロー

この辺には野良猫がたくさんいるのだがそのうちの1匹。こいつだけ馴れ馴れしいのでガンガン触らせてくれる。少し遠くにいても僕が呼ぶと必ず来てくれる。かわいい。2匹のママ。

f:id:d_yamada13:20210119213413j:image

こいつ含めその辺の猫たちによく餌あげてんだけど、僕は外出する時以外休日含め基本3食会社で支払いの発生しない賄いを食わしてもらっているので、現状自分が飼ってるわけでもないその辺の猫の食費の方が高いことになる。ん?

 


他にもたくさん従業員はいるがここで書く人たちは大体こんな感じであろう。高木の癖が強すぎるな。

こんな、出てくる出演キャラ全員(猫)まとめました!みたいなことしといたくせに次回早速新キャラが登場します。乞うご期待。

 

 

つづく

片目と語る。すごいぞやまだくん鴨川旅館編Vol.9

つづき

 


薬味としてお皿に載せるわさびをちねる技術がみるみる向上してきた。多少大きさは違うが今ならよゐこ無人島0円生活で一緒に小麦粉をちねれる。


最近はジバンシイの高え皿で賄いを食うのがマイブームだ。普段服やアクセサリー含め高級品には全く興味がないけれどやっぱ高えもんは良いな。気分上がるもんな。


國村料理長の弟分はちょこちょこ顔を出しにきて話をしてくれる。初めて銃を握ったのは小三らしい。本当に日本育ち?潰れていた片目は予想通りヤクザと揉めた際にやってしまったものだった。当時の時代もあるだろうが僕とは生きる世界が違いすぎて話聞くのおもろ。


珍しく休みの被った相棒と宅飲みをした。酒買いに行こうぜつって一緒にコンビニ行ったのに相棒が買ったのはノンアルコールビール2本だった。後に運転が控えてる以外の理由でノンアル買うやつマジで初めて見たな。気合い入ってなさすぎだろボケが。ノンアルを飲むことは別にいいけど、それは酒じゃねぇからなハゲ、二度と一緒に酒飲もうとか言うなよカスが(言い過ぎ)。


相棒はダンスが趣味らしい。独学で数年前から始めたとは思えないぐらい普通に上手い。その流れで俺はダンス初めて良いことしかないから、とダンスに誘われるが僕は全く気が乗らない。僕の人生はダンスをやるような層に迫害されてきた人生ともいえるし、なんかダンスやってるやつってみんな自分のこと大好きそうだから(偏見)苦手なんだよな。誘いは適当に流しておいた。アイドルの振りコピぐらいが僕にはお似合いだ。

 

 

つづく