ここだけの話中2までおねしょ癖がなおりませんでした。すごいぞやまだくん鴨川旅館編Vol.14

 

つづき

 

勤めはじめて三週間。大分職場にも馴染んできた。周りからアニメの悪役みたいだな、と言われる僕の変な笑い方「クックックックックッ」ってのや、元気な返事と受け答えの影響かかなり賑やかな職場になってきた。勉強(高2〜高3の間ずっとビリ)も運動(部活で小中高9年間補欠)も仕事(ミスしすぎて毎日怒られ泣きながら出勤)も本当に、本当に何から何まで何一つ出来ない僕だが人に好かれて場を明るくすることだけら得意だ。僕一人いるだけで結構ハッピーな職場になると思う。仕事出来なくてもいいからそういうポジションに就ける人材欲しいとかいう会社ねえかな。ねえか。ねえよな。

 

時刻は午後10時。近くの自販機に飲み物を買いに行くと高木が女性社員のお宅をノックしている音が聞こえた。様子を伺うと飛び込みの営業マンのように水彩色鉛筆を広げ良さを語っている。ドイツのメーカーののすごい良いやつで〜とか。何で会社はこいつをクビにしないんだ?結局女性の方は渋々好き受け取ってたけど、その色鉛筆はドイツどころか普通にトンボのやつだった。


ちょこちょこと部屋に入れて遊んでいるのだが遂によしこが身体の上で寝るようになった。

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ある日のよしこ、カーペットを砂だと認識しそこをガシガシ掘って排泄を始めてしまった。よしこ用のトイレも用意はしていたのだが、後々調べたところ僕の準備した物では大きさが足りなかったらしい。初めはさすがにやられちまったぜ…て感じだったが見てると人間と同じような音立てるし匂いも同じだし、そんならまだいいかな。人間でも漏らす時あるしな。その処理すると思えば大したことでもないか。僕も泥酔して人の家のソファーで寝小便したことがあるしよしこにとやかく言える立場ではない。

 

 

つづく