鴨川散策後編。すごいぞやまだくん鴨川旅館編Vol.6

 

つづき

 

 

犬と遊んだその後も戦場ヶ原公園に寄ったりして気の向くままにチャリを漕ぐ。

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公園にあったやつ。この上で本読んだら気持ちよさそうだなと試みるも体制が安定しないので(当たり前)すぐにやめた。

 

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道中にはホテルや観光スポットの看板が立ち並ぶ。この近辺には中世フランスの雰囲気がありイカしたマダムのいるアンティークホテルら・みらどーるや、アラビアンアートという中近東の雰囲気を再現したホテル&カフェがある。結構おもろいとこあるんだよな。

どうやらこの辺には鴨川二子棚田つーのがあるらしい。そこに行こう。

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決意したのはいいがまたも坂道。しかもさっきより長い。アメリカぐらい無限に真っ直ぐな道が続いている。

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途中にあった薬局。めちゃくちゃ山奥にあるし、外観からは想像できないようなヒップホップが流れ若者の笑い声が聞こえた。少し怖い。

 


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魚見塚展望台に行くより遥かに長い道のりをどうにか登り終え到着した棚田。後から調べて分かったことだが鴨川には大山の千枚田というものがあるらしい。そらに比べたらこちらの二子棚田は規模も小さいだろうしシーズンも外れているので観光スポットみたいな扱いだった割には人っ子1人いない。

 

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この下の方の池の前辺りで座る。考えてみると、自分以外の人間が誰もいない空間っていつぶりだろう。下手したら高校生の時が最後かも。ずっとぼーっとしていいると虫や鳥の鳴き声が10以上あるのに気付く。ツクツクボーシとカラス、鈴虫ぐらいしか分からない。虫は嫌いだし鳥も特段興味はないが、もっと色んな種類の鳴き声が分かって聞き分けられたらもっと楽しめるだろうな。

 

多分僕がこうして田舎に逃げてきたのって、こういうめちゃくちゃ物理的に1人になれる空間が欲しかったんじゃないのかと思う。いま都会のことを考えあのどこまでも家、家、家が続く光景を思い浮かべると嫌になる。逃げ場所のない感覚を覚える。

 

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初めて見た白い曼珠沙華。こいつらってたんぽぽみたいに種がどこからか飛んできて生えるってことはしないらしい。理由はどうあれ過去の誰かが意図してここに植えたんだと思うと歴史を感じておもしろい。

 


最近気付いたんだけど、僕は本読んだりギター弾いて歌ったり自然(田舎)を感じられるところが近くにあれば1人でも生活が完結出来る。もちろん友達と集まって飲んで騒ぐのも大好きだけど。これからずっとってなるとそれは無理だろうが数年の短中期的にはそういう生き方も出来る。


上京してきてからの8年では体験出来なかったことが思う存分出来る。この鴨川での旅館生活が終わった後また別の地方に行くのもありかもしれない。他にも日本にはまだ行きたいところがたくさんある。

 


今回はチャリで良かったけど個人的には歩きのが楽しい。徒歩の3倍ぐらい色んなとこ回れるけどその分若干楽しさも減ってる気がする。疲れるし時間もかかるけど徒歩の方がより街を楽しめる。次は歩いて回ろう。

 

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最後に食べたピザ。うま。


つづく