鴨川散策前編。すごいぞやまだくん鴨川旅館編Vol.5
つづき
こっちに来てから初めての休日。まずはやはり大好きな安房鴨川で過ごそう、と朝から駅前でカモチャリなるものを借りる。8H1,500円。特に行き先は決めていないので感覚で良いなと思った方にひたすら進む。晴れた日に海沿いチャリで走んの最高だな。風になってる。つじあやの。
鴨川の漁港を横目に進み八雲神社というところの横に細い横道が。まずはそこを登ることに。
最初はこんな感じで道も舗装されてていたのだが進むにつれ未舗装になり草木の密度も増えてくる。傾斜もキツくなってきた。電チャリのメモリ4つある充電が既に1つ減った。まだ30分も経ってない。返却予定まではあと7時間半。だいぶ足に来ていたが一度耐えるしかあるまい。アシストをオフにしひたすら登る。7,8分は立ち漕ぎしただろうか。これで登った先に何も無かったらウケるな、と思っていたがその先には見覚えのある場所が。
僕が鴨川を好きになり今こうしてこの地で働くきっかけにもなった旅行で訪れた展望台だった。そもそもなんで鴨川に興味を持ったかというと、村山由佳先生のおいしいコーヒーの入れ方シリーズを読んだからだ。その舞台としてここ鴨川が登場する。いわゆる聖地巡礼的なやつ。
展望台から。おいコーシリーズで主人公の勝利とヒロインのかれんが結ばれる場所でもある。ここより良い眺めの場所は僕の人生で見つけたことがない。嘘だな。生涯で一番「美しい………」と感じたのは初めてシックスナインした時だったわ。あの景観よりかは少しだけ落ちる。話盛ったわ。すまん。
この景色なので他にもドラマや映画のロケ地に使われているからか、駅から少し離れていて山の上という立地の割に観光客がそれなりに来る。前回来た際も小雨が降る中傘さしながら1時間ほど1人で景色見たり、この展望台で2人が結ばれる場面を読んでたら次々に人来てイラついたな。お前らどうせおいしいコーヒーの入れ方読んでないんだから来るなよな(それはいいだろ)。
反対側。こっちも綺麗。ここで海山両側、鴨川の景色が一望できる。
展望台にある「暁風」下からだと上手く撮れん。
他にもここは恋人たちが愛を誓い、誓いの証明として鍵を施錠するという、「誓いの丘」にもなってるらしく至る所に鍵がかけられている。
いっぱいある。
多分こいつらは別れた。
こういうのも好きなんだよな〜〜〜。クソデジタルの時代に残る数少ないアナログのコミニュケーションツールって感じで。最近でも書き込みがされていて胸が温かくなる。こういうノートここ以外には佐野SAの(確か)上りにもあった。誰か他にも見つけたらこっそり教えてくれ。
展望台近くからの景色。無加工。映画のワンシーンみてえ。
ひとしきり堪能したあと駐車場に戻ると犬を散歩させているおばちゃんがいた。許可を取りキャバリアのはなちゃんと遊ばせてもらう。犬散歩させてる人って僕が「うわ〜めっちゃかわいい〜〜〜」って見てるとすぐ声かけてくれて遊ばせてくれる。なぜかみんな優しいよな。ありがてえ。
つづく。